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■■ IFFT '99 セミナー開催風景 ■■


1999国際家具見本市において、ビジネスセミナーが開催されました。
11月26日の パネルディスカッション 「高齢者の家具・インテリア」には、東家工からニシザキ工芸(株)西崎克治がパネラーとして参加致しました。

パネラー
■浅野政彦/(株)家具の大正堂 常務取締役
■小澤英明/中島カイロプラクティックセンター 吉祥寺センター院長
■新妻勝之/新妻勝之デザイン室 代表/インテリアデザイナー
■西崎克治/ニシザキ工芸(株)代表取締役
■石原孝司/東急不動産ローン保証(株)常勤監査役

パネルディスカッション「高齢者の家具・インテリア」開催風景

1. 高齢社会に向けて
日本ではこれから高齢人口が圧倒的な割合を占めるようになる。
高齢化による身体的知的機能の衰えを考え、インテリア、家具にはどのようなことが要求されるのか?
また、最近の外国、日本の家具におけるトレンドから、高齢者の家具としてのヒントを探る。
人間の姿勢と身体についての考察から、特に高齢になったとき家具に求められること。
安全面から、健康面からどのようなことが要求されるのか?

2.これまでの高齢者用の家具作りの試みとその問題点
●メーカー/家具製造側の取り組みについて
●販売・流通側での状況について

3. 高齢者家具についての提言
●これからの消費者が求める家具は? 購買層の質の変化への対応。
●家具製造側の体制、販売体制の見直し。
●異業種・専門家・デザイナー・メーカー・小売りの共同開発体制が必要。
●新たな、明確なコンセプトに素ずいた商品の開発・提案を。

上記のような内容で、それぞれの立場からの活発な議論が展開されました。
当日は、多数のキャンセル待ちがあり、急遽、補助椅子を設置したのにも関わらず、立ち見まで出るほど。会場内に入れなくて、帰る人もあったとのことでした。これからの高齢社会到来を感じさせられたパネルディスカッションでした。
今後の消費市場において、高齢者の比率が増していくのは皆さんご存じのことと思います。高齢化に伴ない、様々な需要も拡大していくのは、間違いありません。少子化は消費市場に量から質の転換を迫ります。逆に高齢化には量的な拡大が期待できます。高齢化というマイナス面を恐れるより、プラス面に目を向けて広げる商品開発を、我々家具業界もしていく努力が大切なのではないでしょうか。

今回の企画をされた 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会様、家具業界としての取り組みに関する情報を提供していただいた 静岡のファニコンインターナショナル様、学生ならではの斬新な提案をして頂いた多摩美術大学環境デザイン科の1年生の皆様方に感謝いたします。


多摩美術大学学生のパネル展示風景



西崎克治
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